プロサッカー選手は活躍すればヒーロー、活躍しなければ悪者になってしまう世界。
チームを変えて活躍する選手もいれば、監督が変わって活躍する選手もいる。
アーセナルに所属するグラニト・ジャカはそれらに近い選手だと思います。
エメリ政権の時代は主力メンバーだったものの、守備力や機動力が問題視されており、ファンの期待に応えられず一時はファンと対立もしていた。
当時は1月に移籍するという報道も流れており、退団確実とまで言われていた。
そんなジャカだったが、現在はミケル・アルテタが就任し、戦術(ビルドアップやディフェンスシブ・ポジショニング)が明確化したことによりプレーの質が上がっている。
今回は彼の特徴について書いていこうと思います。
ポジション:DMF,CMF
予測不能なミドルシュート
ジャカの特徴はやはりキック。
特に、ミドルシュートは彼の武器であり、左足から放たれるシュートのパンチ力は凄まじい破壊力がある。
また、予測ができない軌道が相手GKを苦しめる。
ロングキック
シャルケ時代のジャカはロングキックの精度が高く評価されており、シャビ・アロンソの後継者とまで言われていた。
プレミアでは、相手の寄せが早いため、少し苦しんでいる。
左利きのアンカー
左利きのアンカー世界的にも珍しい。
DFラインと連動して中盤底からゲームを組み立てる役割が求められるので、Jリーグの扇原選手に近いかもしれない。
個人的な意見
以前のジャカは、例えるならば”大砲”のような選手でした。
一発(ミドルやロングシュート)で相手に与えるダメージは大きいが、機動力が乏しい。
そして、発射の準備に時間がかかるため、現代サッカーには不向き。
今の時代は”大砲”ではなく、”戦車”が求められる。
しかし、アルテタのサッカーにより彼も戦車に変わろうとしている。
キャプテンという重荷からも解放され、自分のプレーに集中できるようになり目を疑うような活躍をしてくれている。
今のジャカはまさに水を得た魚のようですね!
今後も期待していきましょう!!